2010.05.01 あ・える倶楽部
ふるさと仙台「大河原の千本桜」お花見介護旅行
あ・える倶楽部にお問い合わせいただく「トラベルヘルパー同行親孝行介護旅行」息子さん娘さんは、 本当に優しい様子が、相談や打ち合わせの時に、伝わってきます。 今回ののふるさと仙台への里帰り&法要のご旅行の相談を下さったM様も、本当におやさしい息子さん。
外はいいわねぇ? 雪が見える・・・雪だわ
「母さん、ほら桜だよ。見える?」と息子さん。 「見える、見える」
ちょうど雨も止んで。 満開の桜の下で。 手冷たいね。カイロ入れたら温かいよ!と優しい息子さん。
久しぶりのご対面です。
「もっとゆっくり食べてね。」と言うと満面の笑みで にこ? (奥真ん中は、トラベルヘルパーの戸塚さん)
アイス美味しい? もっと?。
無事、念願の法要も終わりました。 同行したトラベルヘルパー戸塚さんの感想です。 今回のご旅行は息子様のお母様へ故郷の桜を是非見せてあげたいという 強いお気持ちから始まりました。 今回のご旅行に同行させていただき、Mさまを思いやる温かい親子関係、 親戚関係を肌で感じ感動の連続でした。 東北3大桜の大河原の千本桜は実にみごとで 車窓から、また車椅子から見あげながら、「ほら、見える、桜だよ。」 と声をかけられ微笑ましいご家族のご旅行でした。 夜、私が入浴をする間、寝ているお母様と一緒にお部屋にいていただきました。 私が部屋に戻るとベッドの横でずっとお母様を本当にやさしい表情で見つめていて、私も胸が熱くなりました。 ご親戚の訪問ということで、皆さんに気を使わせないように存在するよう心がけましたが、 息子さんのお姉さまのご家族が私を 「どこかであったことあるよね。昔から知っていた人のようだわ、親戚の顔なのね。」と言って 気さくに接してくれて緊張もほぐれました。 御礼に?!「南京玉すだれ」のショウタイムをしてきました。 94歳のMさまのお姉さんや88歳のご主人はじめ皆さん喜んでくださいました。 Mさまは朝から私のお稽古を見ていてずっと大うけです!! 数年前に亡くなられた娘様(妹さん)の納骨供養も行い、 お父様も「ひと段落しました」と話されご親戚と再会を楽しんでいらっしゃいました。 とても温かいご姉弟、ご親戚の中での介護旅行。 この2日間でお母様の話す言葉、表情などが変わってゆく様子を みなさん実感されたのではないでしょうか。 Mさまは故郷の景色、ご親戚との面会、訪問、布袋様のからくり人形などご覧になっていて、 時々ふと発する言葉に「今わかたのかなぁ」「時々目の色が変わるね。」 「頭の中のコンピュ-タ-が時々つながるんだよね。」などと周りの方も嬉しそうでした。 確かに帰るときには私もはっきり聞き取れるくらい言葉がしっかりしてきました。 本当に「旅はリハビリ」です。 素晴らしい!!! ご本人ももちろんですが、、 周りの方も「諦めていた親孝行の旅ができた」という喜びは大きいのではないでしょうか。 ご一緒させていただき 介護旅行の素晴らしさを私も改めて実感いたしました。 どうもありがとうございました。