「仲間が別れを告げた開聞岳を空からみてみたい」の介護旅行
特攻隊仲間を想って、知覧へ。「仲間が別れを告げた開聞岳を空から見たい」
知覧冨屋食堂の展示の中に!こんな計らいを誰が想像出来たでしょうか!!
無事戻られました。
お嬢様からは、帰られたその日のうちにお礼のメールをいただいてます。
本来は撮影禁止の展示物ですが、
冨屋食堂様の温かい計らいで、I様ご自身で手にとってご覧いただきました。
また、今回、I様の一番のご希望であった「空から開聞岳を見る」為に、
チャーターフライトにご協力下さった熊本航空株式会社松田様よりも
メールをいただいてますのでご紹介させていただきます。
松田様は、セスナ機を操縦してくださったパイロットです。
こんばんは 自宅に戻りました。 宇田川さん、介護タクシーさんお世話になりました。 企画いただいたあ・える倶楽部のみなさん、本当にありがとうございました。 父親の夢が実現したなんて、九州からかえった今も信じられない気がします。 今朝まで九州にいたなんて。 宮下さんに教えて頂いた足湯父親も入りましたよ。 もう少し落ち着きましたら、もう少しましなお礼のメールをいたします。 本当にありがとうございました。そして、改めて再度メールをいただきました。
こんにちは、 宇田川さん、介護タクシー転手さん富屋食堂ではとてもお世話になりました。 私は特攻平和会館が先と考えていました。 運転手さんは先に案内をしてくれました。 表だけ写真を撮り次と思っていました。 父親が入ることが出来るならと言いヘルパーさんと入りました。 そこであんな再会があるとは。 運転手さんが葉書を見つけてくれました。 私は撮影禁止なのだから、見ることが出来ただけでもと思いました。 宇田川さんが話をしてくれ思わず葉書を手にすることができました。 戦争中の父親に会えるとは思いませんでした。 ありがとうございました。こんな偶然あるのか!と感動したエピソードはコチラに詳細があります 知覧冨屋食堂の展示の中に!こんな計らいを誰が想像出来たでしょうか!!
今回のフライトを実施させていただけたことを誇りに思います。 I様や御家族の方の思い、宇田川様の優しさと人を思うことの気持ち。 宮下様をはじめ、SPIあ・える倶楽部様の人の夢を実現させようとする努力。 本当にすばらしいと思います。 (個人的な意見ですが)正直言いますと、TVの取材が入ると聞いたとき、 せっかくのI様の御旅行計画が取材に気を取られて本来の目的が 薄れてしまうのではないかと思っていました。 しかし、開門岳を離れて鹿児島空港に向かっていた際、 I様は開門岳が見えなくなるまでずっと見ておられたと思います。 そのシーンをカメラマンの方がカメラの位置をずらすことなく ずっとI様と開門岳の方を映されていました。 その間約10分くらいだったと思います。 I様の隣では宇田川様が少し涙ぐんでおられた感じでした。 私はこの状況をわずかでしたが見て・感じることができ、 「人を思うとは何ぞや」というものをあらためて知ることができました。 また、なぜTV取材の方が来られたのか、ようやく理解できました。 皆様、本当にプロです。 本当にありがとうございます。 先日、篠塚様のメールの中に 「遺族会の方とご一緒しラバウルを飛び立った時のことを思い出しました。」とありましたが、 SPIあ・える倶楽部様は本当の意味での心のケアをされている会社なんだと感じました。 I様のような境遇に立たされた方はまだまだ数多くおられると思いますが、 ほとんどが口には出せず、思いも遂げられない (または、遂げられなかった)方ばかりではないかと思います。 その方達の願い(思い)をかなえようとする努力、本当にすごいです。 私も2年前までは海上自衛隊の操縦士をしていたため、 広島県の江田島市、鹿児島県の鹿屋市などの資料官を見学する機会がありました。 戦争に行かれた方達の家族への思いが記載された遺書などが数多く掲示されており、 何とも言えない思いがありました。 そのせいもあって、今回のご依頼に関しては必ず成功させたいという思いが強く、 I様が喜ばれていたことを聞いてとても安心しました。 ありがとうございます。また、TBSテレビ「みのもんたのサタデーすばッと」のキャスター下村健一さんからも、 本当に素晴らしいドラマの連続ですね! と、感想をいただいています。 今回のご旅行について、、、 I様、ご家族の方、ご協力いただいた皆様の温かい気持ちが、 バトンリレーされて「ますます大きな温かい気持ち」になったと思います。 私たちは毎日の慌しさに、 見えるものしか見ない生活を送ってしまいがちですが、 目に見えないものの大切さ、、、に、改めて気付かさせていただきました。 皆さま、ありがとうございました。 最後にトラベルヘルパーとして同行した宇田川さんの感想です。 戦後60年もずっと思い続けていた長年のお父様の”夢”を実現させてあげたい・・ というお嬢様のお気持ち、 またその事をいつも側で温かく見守っていつでも優しくフォローしているご主人様と 素敵なご家族と一緒に旅行に参加でき嬉しく思っております。 知覧の富谷食堂ではたくさんの展示物の中に ご本人が特攻隊の友達に送った葉書を見つけた時には 感激し過ぎて体が震え目は涙で一杯になり、 自分の目で名前を確かめたくて何度も見るのですがボヤケて確認できない状態でした。 このような感動の時を一緒に過ごさせていただいた幸せを心から感謝いたします。