2023.02.08 あ・える倶楽部
目の不自由な方の東大寺見学と能楽体験ツアーにご一緒させていただきました。日本の伝統文化を感性で感じられていらっしゃいました。
今回のご依頼は、

移動中のお付き添いと舞台に上がる前の足袋を履く際のお手伝いです。



東大寺では、僧侶から東大寺の建立、消失、復興の歴史等の説明、

大仏殿でミニチュアの大仏や点字地図を触りながら大仏の説明と実際に手で触り楽しむことができました。



奈良春日野国際フォーラム甍では、

能舞台の点字地図での説明、能楽の鑑賞の後、

足袋に履き替えての舞台の説明と移動体験と小鼓体験、

面の説明と触っての体験をしました。






尼嵜トラベルヘルパーのスマイルメモ

触れる体験を通され鑑賞されるお姿に、楽しまれる様子が伝わってきました。

お客様は、凛とされた物腰の和かな女性で、素直な感性の中で日本の文化や芸術を楽しまれる方。

能楽の場面での「そろーり、そろーり」と床をすべるように足袋を履かれた感覚も丁寧に味わうご様子が伝わってきました。

小鼓や、お面も丁寧に触れられ、

柱や舞台の大きさなども積極的に移動され足や手でイメージされていらっしゃいました。

響き渡る「高砂や~」も同様に。

また、東大寺でも樒を手に取られ、葉を折りそこからの匂いを感じられたり、
大仏殿の蓮の花の周りの感覚も年代により違いがあることも熱心に鑑賞されていらっしゃいました。

大変興味深い能楽の体験ツアーが、多くの方々に広がり、日本の伝統文化が世界中に広がることを願います。

能楽の楽しみ方を知り学べたことが貴重な経験となりました。





ご一緒させていただきありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしております。


トラベルヘルパーサービス提供:SPIあ・える倶楽部
エスコー‎ト&レポート:  尼嵜トラベルヘルパー壽浅トラベルヘルパー