以前住まわれていた南房総へ。
お母様の一周忌の法要の為に、お父様のトラベルヘルパーサービスを、
ご子息からご依頼をいただいました。
お父様、ご子息、そしてかわいいお孫様お二人に、トラベルヘルパー戸塚さんがご一緒させていただきました。
以前よく見ていた海を眺めながらのお食事。
「海だねぇ」部屋から見渡せるオ-シャンビュ-。
「ほらあっちも海だ」
「ビ-ルのんじゃおうかな」「かんぱ-い」と久しぶりのお酒もちょっと楽しまれました。
「これは味がいいね」
ひとつひとつ感想をいいながら、ご家族一緒のお食事に穏やかな笑顔のお父様。
お風呂にもゆっくりと入っていただきました。
「ほんと気持ちいいね。」
「ありがとうね。」
とのお父様のことばに、トラベルヘルパー戸塚さんもうれしく幸せな気分になったそうです。
お母様の法事の前に、お父様の髭剃りをするご子息。
「動いちゃだめだよ」とやさしく声掛けをするご子息に、
お父様は、静かに目をつぶって気持ちよさそうです。
そりあがった後にお孫様と記念撮影では、片目をつむって、ご機嫌なお父様です。
お墓に刻まれた「望」という文字は、
今年のお正月にお父様が書初めで「前途有望」と書いた字を、
ご子息が、墓石に刻んで作られたということ、
家族の絆と思いやりあふれる温かいエピソードに、私も感激しました。
法事では、親戚の方とうれしい再会の連続です。
「なんだか最近涙が出ちゃうんだよ。」と、お父様。
以前住んでいた館山の家に戻り、「変わらないねぇ」とご近所さんと挨拶。
ご近所の方と会っている時は、冗談も絶好調でした。
とても楽しそうです。
お孫様も、車いすを押してお手伝いしてくれます。
お孫様ともなかなか会う機会がないというということですが、
お二人の笑顔に一緒に微笑んで、
「食べちゃうぞ~。」
「捕まえちゃうぞ~」
などとウインクをしたり、おどけてお孫様との時間も楽しんでいらっしゃいました。
ご家族が一緒に穏やかな時間を楽しんでいらっしゃる様子が、
天国のお母様にも届いたことと思います。