世界一きれいな空を見に行こう!in フィンランド順調に進んでいると、小野先生からメールが届いています。
小野先生のメール from フィンランド。
一部をご紹介です。
3月10日
グループは、おかげさまで、HELでの観光を終え、夜行寝台で830km ロヴァニエミまで参りました。
HELの駅では、20両位の列車編成の一番先頭車両。駅のホームの一番先まで300m以上あり、
半分は雪に覆われており、荷物で苦労しましたが若いグループにとっては腹ごなし、
元気に快くさばいてくださいました。
1時間近く送れて出発、当然 1時間近く遅れて到着。
日本のJRならばこれだけ遅れれば幾度もお詫びの説明などが繰り返されますが、
此方ではなんの説明も無し。
お客も騒がず・・・・ 郷に入っては郷に従え みんな成長しますね。
銀世界の中をひたすら走り、ロヴァニエミへ到着。
吐く息も白く、鼻の中まで凍りそうな感じでしたが、風が無く、空は真っ青、どこまでも白い大地。
皆さんの期待、世界一美しい空を見にこう! ここまでは成功といえそうです。
お客様、快調です。
北欧のホテルでは、サウナがある代わりにシャワーしかついていないことが多いので、
明日は、ジャクジー付きの貸切サウナで精神の安定を取り戻してもらうよう、
手を打っているところです。
明日は、-20℃くらいになるらしいですが、
日が照って、風が無ければ、乾燥しているので不思議にあまり寒さは感じません。
夜は、どうなりますやら・・・・・
でも、オーロラを見るにはそれも条件。
皆さんの夢をぜひかなえて頂きたいと思います。
旅行はうまくいっていますのでご安心ください。
取り急ぎ、中間報告までもうしあげます。
北極圏まであと8kmのロヴァニエミにて
3月11日
おかげ様でご一同様、快調です。
北極圏に入って北へ232km 白銀の世界です。
Harriniva Holiday Centreは森の中にあり、
西側う斜面はムオニオの川になっており、一面の雪原です。
その向こうの斜面一帯の木立はスウェーデン、まぶしいほどの青空と白銀の世界。
車いすが雪道にめり込んだり、滑り止めを心配してきたのですが、
白いアスファルトとも言うべき路上は車いすがめり込むこともほとんど無く
スタッフの皆さんが交代で、車いすを引いたり、押したり。
午前中はトナカイ牧場に遊び、午後はムオニオ川にかかる橋へ行き、歩いて国境線超え、
得がたい経験を楽しんでいただきました。
念願のオーロラは写真ほどではありませんが、2晩続けて歓声があがっています。
今夜も11時過ぎから-25℃の世界です。
3月12日
此方も春が近づいているようです。
昨日、国境のムオニオ川を渡って、スウェーデンまで行ってきました。
きっと歩いて国境を越えるなど、メンバーにとってはとても印象深い経験でしょう。
思い思いのポーズで記念写真。
どこまでも凍結した広い雪原ですが、その一部が割れて、かなりの速さで川の水が流れていました。
日増しに割れ目が大きくなっていくのでしょうね。
朝食のテーブルには直径1cmくらいの若葉をつけた枝が花瓶にさしてありました。
春が近づいていることをウエイトレスが教えてくれたのかもしれません。
それでも、今朝は、窓の外の、温度計-31℃でした。
雪に覆われた森の木立の間に明るく朝日が照らしています。
今日は、+-零℃くらいまで上がるかもしれません。
皆さん、食欲も旺盛、元気いっぱいです。
小野先生の書かれる文章を読むと、いつも、
「小野先生は本当に旅が好きなんだなぁ。」と思います。
旅を語る文脈に愛情が感じられます。
『世界一きれいな空を見に行こう!in フィンランド』、まだまだ続きます。