2014.12.02
小野 鎭
小野先生の一期一会地球旅㉝「アジア精神薄弱会議参加旅行にお伴して」
一期一会 地球旅 33
アジア精神薄弱会議出席旅行の添乗の思い出 その2 大失態!
77年のバンガロールで開かれた第3回アジア会議出席旅行は3社で担当し、開会あいさつや基調講演など主要部分を添乗員が通訳することになっていた。しかしながら、筆者はもとより、他の2社の添乗員もあまり用を為さず、旅行を企画された日本精神薄弱者福祉連盟様(現 公益社団法人 日本発達障害連盟)の評価は芳しくなかったと思う。 閉会式の挨拶で、次はクアラルンプールで会いましょう、と締めくくられたのでインドから戻ってからは2年後の会議へ向けて営業活動に力を入れた。他の旅行会社の動きも探ってみたが、事務局からはあまり話を聞くことはできなかった。当時、競合していたJ社の営業担当は草薙威一郎氏であった。虎の門支店に所属していると聞いていたが、同支店は視察関係団体の取り扱いに力を入れておられたようである。 同社とは、特に福祉関係ではあちこちで競合していたので、彼とは顔を合わせることが多かった。大手の会社は、営業、予約、手配、添乗などそれぞれ機能分化していることが多かった。しかしながら、わが社のように規模の小さな会社はそれ自体が何らかの特長を生かして営業に力を入れており、多くは営業から添乗まで一人か二人で担当することが多かった。草薙氏とは、後年多くの付き合いが出てきたが、そのことについては改めて書かせていただきたい。