2017.09.28
小野 鎭
一期一会 地球旅 177リンデンハウス 平和を願って広島へ(5)
一期一会 地球旅 177
リンデンハウス 平和を願って広島へ (5)
明けて8月6日(日)、午前4時に各部屋にモーニングコールをお入れした。前夜はお好み焼きを楽しまれて長い一日の疲れを取っていただけたと思うが、結局2日続けての早朝起床であった。広島は東京からは直線距離で700㎞くらい西であるので日の出は1時間近くは遅いと思う。4時半には下に降りて玄関に出てみるとまだ真っ暗、さすがに気温は昨夕よりは少し下がっており、それほどの暑さは感じなかった。間もなく随行のHさんとメンバー数人が一足先にお集まりくださった。メンバー全員が携帯されている水筒に冷茶を補充することになっていた。予めホテルに頼んであり、人気(ひとけ)は無かったが食堂に入っていくと冷蔵庫にはポットに入れて準備されていた。この日もかなりの暑さが予想されており、平和記念式典そのものは45分間であるが始まるまでの待ち時間やその後の会場内での移動などを考えるとかなりの時間になる。その間の水分補給は欠かせない。昨今、日本中多くの場合、どこへ行ってもコンビニや自動販売機には事欠かないところが多く、水分補給そのものにはあまり苦労はない。とはいえ、自分たちで水筒を持参していればさらに安心というわけである。準備段階で宿泊各所にお願いしたところ、このビジネスホテルでは快諾いただけた。しかし、その後の宮島では、衛生管理上の理由からそれには応じてもらえなかった。宿泊客が出発後に何らかの体調異変や異常が起きるとそれ自体、宿泊機関としては宿泊期間中の食事や飲み物について何らかの疑いを持たれたり、管理体制や責任を問われることがあるかもしれない。昨今の食中毒発生の例などを見ると施設側としては無理からぬ判断であろう。