2015.06.03
小野 鎭
小野先生の一期一会地球旅58「嬉しいハプニング」
一期一会 地球旅 58
嬉しいハプニング
その1、 アイスランドからワイシャツが送られてきた・・・・ 貴重品の入ったバッグを駅前に置き忘れた、などの失敗談を先だって書いたが、他にも大切なものを置き忘れた苦い思い出がある。これまでずっと書いてきた地球旅であるが、遥か昔のことを思い出しながらより正確に書くには様々な記録や資料、写真などが根拠として必要である。そんな資料の中で、それぞれの旅行の携行旅程表は最重要な資料の一つである。ところが、最初のころから数年分、10数回分が残っていない。添乗に出る度に旅先から顧客先へ絵葉書に時候の挨拶を認めることにしていた。今と違って、海外から航空便でお送りする絵葉書は何回もご挨拶に伺う以上に喜ばれることも多かった。ところがどこかのホテルにこの携行日程を綴じた冊子を置き忘れてしまった。取り返しのつかない後悔であるが今更どうしようもなかった。大げさに聞こえるかもしれないが、自分にとっては、終生の悔やみである。 ところがそれと反対に素晴らしくラッキーな思い出も残っている。それこそ、古い記録を見ると幾度も世界一周をしているがおよそ思いもつかない回り方をしたことがある。79年9月、成田からカナダのバンクーバーを経て、プリンス・ルパートという太平洋岸を北上した港町、さらにカナダを横断してハリファックスに至り、ニューヨークを経てアイスランドのレイキャビク。さらにはロンドン、パリそしてノルウェーのベルゲンと回りコペンハーゲンを経て帰国した。漁連関係の海外視察であった。(2015/05/31)
小 野 鎭