一期一会 地球旅 【228】 パールロードから南イタリアを巡る旅(14) 旅の終わりに
カプリでの一番の目玉は、「青の洞窟」であった。それも朝のうちに、これをまず楽しむことが出来、メンバーは大喜びであった。洞窟からマリナ・グランデへ戻るボートでは皆が一様に洞窟へのボートの底に這いつくばって乗ったことを振りかえっては自分たちが採った体型をそれぞれに語って大笑い。 この喜びは、このツアーに参加したメンバーたちだけの特権であった。マリナ・グランデへ戻り、ケーブルカーで島の中心街へ上った。この島には、中心部が二つあり、一つはいま自分たちが上がってきたカプリ地区、もう一つは島の西側のアナカプリ地区である。ナポリやソレントなどからのフェリーの発着するマリナ・グランデからケーブルカーやクルマで上がってくるのは一般的にカプリ地区。こちらの方がレストランやカフェ、ホテルや土産物店などが多く、一日中賑わっているらしい。 一方、アナカプリ地区はこの島では一番高いソラーロ山(589m)に到るリフトの発着地やサン・ミケーレ教会などがあり、青の洞窟へのバスがあるほか、静かに観光や保養を楽しみたいという人たちに人気があるらしい。昼間は賑わうが夜間は静かであり、夏が過ぎてシーズンオフになると土産物店やカフェなどもクローズする店が多く、静かになるが見どころは多いとか。